教授・学習・評価過程

 新型コロナウィルス感染拡大防止対策のもと令和4年度も学内での3密の回避、昼食の黙食、消毒清掃など継続して実施しました。学生から濃厚接触者や陽性者がでましたが、早期に対応し、学級閉鎖や自宅学習を組み入れることによって感染拡大を防ぎ、学生の学習への支障がでないようにしました。
 非対面の授業を展開するには、ICTに関わる環境整備が必須であり、今後インターネット接続に関する環境整備と学生や教員の端末利用の活性化を図れるよう努力していきます。
 学生からの授業評価では、専任教員が担当する科目においてグループワークが学習効果を高めたという結果であり、技術演習では、1人1人に対して丁寧な指導であったという評価でした。
 新カリキュラムにおいて新設した科目については、教員が授業評価したことを教務会議で発表しました。教務会議で新設科目の実施結果を発表することによって、教員1人1人が担当する科目との関連性や、教育目標を常に意識した授業の実施ができるようにしていきます。
 実習施設については、明陽会関連施設はもちろん小児看護学、母性看護学、精神看護学の実習施設を確保し、実習が円滑かつ、効果的に実施できるようにしています。新型コロナウィルス感染防止として、学生への看護者としての自覚を促し、感染対策の徹底、体調管理等、実習施設と連携を取りました。
 臨地実習指導に対する学生からの評価は、実習の達成感を感じる過程で教員の指導が役立ち、病棟では学びやすい環境が整っていたという評価でした。
 新カリキュラムで学ぶ1年生が初めて地域看護実習にでました。豊橋市内の地域包括支援センター、田原市の高齢福祉課の介護予防事業に参加することで、保健医療福祉の場において地域の住民の皆様と交流することができ、地域の特徴や看護の役割について学べました。また、豊橋市中消防署の見学実習では、地域住民の命と暮らしを守る消防署の機能と役割を理解し、救命救急の体制と病院との連携の中での看護の役割について学びました。
 年度末には成績表を配布し、学生自身が成績状況を把握できるようにしています。学年担当の教員が定期的に面接し、学生個別の相談窓口となり、成績管理についても支援しています。また学年担当と教務主任、副学校長が学生および父兄に対して相談に応じることができるようにしています。  
 自己点検・自己評価体制については、平成28年9月運営委員会において学校評価実施規程が承認され、自己評価委員会を設置しました。自己評価の実施については、教員がワーキンググループに分かれて取り組んでいます。取り組みの結果を研究としてまとめ、学会等で発表しています。
 第2回学校関係者評価の実施を令和5年6月に実施します。