保健指導室だより Vol.4 2011.11

ご存知ですか? 11月14日は世界糖尿病デーです!


 国際連合(国連)が2006年12月20日に総会議で決議し、11月14日を「世界糖尿病デー」に指定し、世界各地で、糖尿病の予防、治療、療養を喚起する啓発運動を呼びかけました。
 日本でも毎年各地で様々なイベントが開催されています。東京タワーなど、各地の色々な建築物がブルーにライトアップされたり、全世界での糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。

世界で10秒に1人の命を奪う糖尿病
 糖尿病は今や世界の成人人口のおよそ5~6%となる、2億4,600万人が抱える病気です。一般に死に至る病気との認識は薄いですが、年間実に380万人以上が糖尿病の引き起こす合併症(糖尿病神経障害・糖尿病網膜症・糖尿病腎症)などが原因で死亡しています。これは世界のどこかで、10秒に1人が糖尿病に関連する病で命を奪われている計算となり、AIDSによる死者に並ぶ数字です。このまま進むと、世界の糖尿病人口は、2025年には3億8,000万人(2007年比64.7%増)に達することが予想されています。糖尿病患者の増加は特に発展途上国で顕著に見られ、経済成長、生活水準の向上、教育改善の大きな妨げとなっています。

日本国内での脅威
 平成19年に実施された国民健康・栄養調査によると、日本には約890万人の「糖尿病が強く疑われる人(有病者)」が存在します。さらに、「糖尿病の可能性を否定できない人(予備軍)」も約1,320万人おり、合計で総人口の20%に上る約2,210万人の糖尿病患者がいるという推定が報告されました。平成18年の糖尿病実態調査の結果と比べると、1年間で「糖尿病が強く疑われる人(有病者)」は70万人増加、「糖尿病の可能性を否定できない人(予備軍)」は270万人増加、合わせて1年間で340万人も増加していることが報告されました。「糖尿病が強く疑われる人」で「現在治療を受けている」と回答した人の割合は増加しているものの、「ほとんど治療を受けたことがない」と回答した人は約4割もいるのです。糖尿病には痛みなどの自覚症状が少ないことから、疑いがありながらそのまま治療を受けないケースが多くあることが、その要因と考えられています。
糖尿病患者・予備軍の年次推移

あなたは糖尿病にかかりやすいタイプ?チェックしてみましょう。

糖尿病にかかりやすいタイプ?
※当てはまる項目が多いほど、糖尿病にかかりやすいと言えます。
チェックのついた項目を治すようにしていくと、予防ができます!

では、糖尿病の予防法は?~かからない、進行させないために~

ポイントは2つ!糖尿病予防の豆知識詳しくはこちら

Ⅰ 肥満を防ぐこと
肥満を防ぐことは、いろんな生活習慣病を防ぐことともいえます。
そのためには、食事と運動のバランスが大切です。

Ⅱ 糖尿病を防ぐ食事
食べ過ぎないことと、栄養のバランスを取ることが大切!
それにはまず、ふだんの食事でこんなことに気をつけよう!!


おまけ 年末年始、絶対太る!というあなた!!今年はきっと大丈夫。コツをこっそり教えます。
↑ここをクリック