- 企画紹介
- 講演① 2月8日 13:40~14:40 主ホール
- 講師:高木慶子
- 「人は、人生の苦労や悲しみと共に生きていく力を持っていることに気付きましょう」
- 講演② 2月8日 14:50~15:50 主ホール
- 講師:関本雅子
- 「よく生きるためのACP」
- 講演③ 2月9日 13:00~14:00 主ホール
- 講師:佐藤 健
- 「新しいホスピスの街を目指して=豊橋ホスピスを考える会30年
- の歩み」
- 講演④ 2月9日 14:10~15:30 主ホール
- 講師:柳田邦男
- 『死後生』への私の気づき
『死後生』への私の気づき
ドキュメンタリー映画「おみおくり〜Sending off〜」
2月9日 9:30~11:30 主ホール
日本映画祭ドキュメント部門「観客賞」受賞作品(2019年ドイツ開催)
トーマス・アッシュ監督 今田かおる在宅緩和ケア医
老いや病気で「家で亡くなること」を選んだ人々と、その家族に長期密着するドキュメンタリー映画です。福島県・猪苗代町で在宅医療に取り組む医師の視点で、“おくられる人”“おくる人”の思いを丁寧に切り取ります。
講演「福島 その後」
2月8日 13:40~15:10 アートスペース
1)「東日本大震災の記憶 元『朝日館』旅館女将の話」
講師:村上美保子
130年以上続いた旅館「朝日館」の女将。 被災後は仮設住宅に住みながら地域の人たちとともに地域の復興活動や講演活動に従事 。福島県新地町釣師浜は、津波で全てを流されました。地域の人たちは同じ避難所に入り、翌年には仮設住宅も全員同じ場所に入居することができました。いまだに応援してくださっている人がいる一方、思い出したくない、忘れようとしている人たちもいます。特に、家族を亡くした経験は大きいです。家族を失う苦しみは、私も経験があるのでよく分かります。今後も地域とのつながりを通して、少しでも心が楽になってもらえたらと思っています。
2)「絆一座」再び
講師:遠藤清次 絆診療所 院長、 鶴嶋綾子 同管理栄養士
2011年3月11日東日本大震災が起き、福島第1原発事故が発生した。福島県・南相馬市立小高病は、原発から18Kmの所にあり、事故直後68人の入院患者を近くの総合病院に送った。しかし3月14日午前11時ごろ、福島第1原発3号機が爆発して、「みんなここで死ぬのよ」と防護服を着て、互いに名前を書いた。その後、院長として事故対応に追われたのち、2012年5月1日、南相馬市の仮設店舗の中に仮設診療所を開設した。周囲には26ヵ所の仮設住宅団地があり、往診に行って見えたのは、狭い部屋、食事の偏り、運動不足、先が見えない、生きがいがないなど苦難の生活であった。 この状況を少しでも改善するため、集会場で管理栄養士、作業療法士らとともに健康講座を始めた。自らを「絆一座」と称して、約3年間で72回の興行を行った。そして2015年11月新たに南相馬市鹿島区に「絆診療所」を開設した。人と人の繋がりを大切に、地域の人々に生活を支えています。その後「絆一座」は仮設住宅の閉鎖で活動を休止していたが、2024年8月より、災害公営住宅に住む人々の孤立を防ぐため活動を再開した。
「がん患者を支えるアピアランスケア」
=緩和ケア美容師による心のケア、ウィッグを通しての取り組み=
2月8日 13:40~15:40 研修室大
小山鮎美(グラン・ジュテ代表)
郡山市内で美容室を経営している小山です。1年半前から、抗がん剤治療や脱毛症で悩む患者の方々に、美容師という異業種ですがウィッグの似合わせカットを通じて、ヘアスタイルだけでなく心のケアも踏まえた施術をしています。また、患者さん同士情報交換の出来るチャットの運用をして不安を癒せる場作りも始めました。「美容の観点から患者さんをポジティブに」を実現する為、日々取り組んでおります。
「ようこそ緩和ケアヘ」 ビデオ上映
2月8日15:40~17:30アートスペース
2月9日午前 創造活動室C 午後 創造活動室B
成田記念病院看護部
成田記念病院では、2023年11月から9階に緩和ケア病棟を開棟しました。がんと診断をされた方の疼痛や症状の緩和を図るため、患者様やご家族の悩みが軽減し、がんと寄り添いながら過ごす時間や場所について考えられるよう、チームで支えていきたいと考えています。緩和ケアは「がんと診断された時から」と言われております。当院には緩和ケア病棟だけでなく、化学療法、放射線治療、
陽子線治療、温熱療法、高気圧治療とがん治療が行える様々な環境、設備が整っています。今回のイベントでは、地域の皆様が新たな情報を得たり、不安の軽減が図れるよう当院の多職種や関連施設のスタッフが揃っています。各ブースを回りがんについて、当院について知る機会となって頂けたら幸いです。
こころ寄り添う音楽の力
2月8日 16:00~16:30 主ホール
演奏:豊橋吹奏楽団
豊橋吹奏楽団は「音楽を楽しみたい」という想いのある仲間が集まり、2020年に創団しました。中学生から社会人まで、幅広い年代の団員が所属し、月に4回の練習を中心に活動しています。本年から小中学生を対象とした豊橋吹奏楽団Jr.の活動も開始しました。音楽の技術向上を目指すとともに、地域文化の発展に貢献できるよう、練習に励んでいます。大会当日は皆様のこころに響く音楽をお届けします!
講演と対談『地域医療と地域の鍼灸院との関わり』
2月9日 9:30~11:30 アートスペース
講師:寺澤 佳洋(てらさわよしひろ)医師、鍼灸師
2004年明治鍼灸大学(現:明治国際医療大学)鍼灸学部卒業、2010年東海大学医学部卒業2020年長崎県南島原市に転居し、地域医療に従事する。在宅看取りを含め、在宅診療も行っている。日々の臨床に従事しながら、医はき師(=医師・はり師・きゅう師)を名乗り、医師と鍼灸師連携をすすめている。また、南島原市議会議員として特に医療看護介護福祉における、まちづくりに参画している。
講師:斎藤剛康
剛鍼灸院グループ総院長。NPO全国鍼灸マッサージ協会会長事業協同組合全国鍼灸マッサージ師協会理事長を歴任し、現在、(一社)全国鍼灸マッサージ協会会長。日本プライマリーケア連合学会において「地域医療における鍼灸治療の活用」ワークショップを開催。日本死の臨床研究会では「真の援助者を目指して」シンポジストとして登壇するなど、鍼灸師として患者・家族を支える活動を行っている。
ホスピスに関わる方へ~家庭で手軽にできるツボ講座~
2月8日13:40~15:40 創造活動室B
演者:剛鍼灸治療院
「地域医療としての鍼灸院」を掲げ現在、平成元年、愛知県豊川市に「剛鍼灸治療院」を開院。現在愛知県下に8つ、静岡県浜松市と東京都中野区に1つの鍼灸院とレディース鍼灸院を運営する。
整形疾患、眼科、耳鼻科、婦人科、小児科など専門分野に特化した鍼灸治療の他、在宅での訪問治療も行っており、寝たきりや終末期の患者・家族への支援に取り組んでいる。
「アロマセラピストによるハンドトリートメント」
2月8日13:40~17:30 9日13:00~15:30創造活動室C
白井順子、前原右子 8名のアロマセラピスト
緩和ケア病棟では、がんによる心身の苦痛を抱えている患者様やご家族の辛さを和らげるために、問題に向き合い、チームで話し合い、多職種で支えています。自分自身、患者、家族、支えるスタッフ全ての方に癒しを感じてもらいたいと
アロマセラピーを学びました。森林浴などで気分が和らいだ経験はありませんか?アロマセラピーとは、植物の香りを使用して、心や体の不調を穏やかにする効果があると言われています。「あーいい香り」と思うことで、一瞬でも痛みを忘れられたらと思います。香りが苦手な方にも、無香料で優しくハンドトリートメントを行うことができます。アロマセラピーでリラックスができて、癒しとなれば幸いです。穏やかなひと時を感じてみませんか♡
絵本で素直な気持ちに出会う
2月9日 9:30~11:30 創造活動室B
辻 典子 アトリエ ロッタ 店主
愛知県豊橋市出身、香川県高松市在住。2021年、絵本専門店「アトリエ ロッタ」を開業しました。絵本はこどものためのものですが、おとなにとってもこころに響くものがたくさんあります。おとなは、いろんな経験をしているからこそ、何気ない絵本の中に共感したり、感動したり、癒されたり、元気をもらったりします。今回は、その中でも生と死を感じる絵本の展示と読み語りを通して
何かしら感じていただけたらと思います。
ホスピタルクラウンによる講演とパフォーマンス
2月9日 13:000~14:00 アートスペース
演者:大棟耕介
NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会代表 クラウン歴32年。サーカス、遊園地でパフォーマンスするだけでなく、東北、熊本、能登半島などの被災地、ウクライナなどの戦地でも活動をしています。
・小児病棟でのホスピタル・クラウン活動は、20年以上。現在、全国150名の認定クラウンと、北海道から沖縄までの96病院の小児病棟でパフォーマンスをしています。死が近い環境でパフォーマンスを続けてきた経験から、ユーモア、笑いの必要性をお話します。
浮腫むくみを知ろう。ステージとケアの実際
2月8日 16:00~17:30 創造活動室B
堀田智弘 松葉治療室 指圧マッサージ鍼灸師
1)浮腫むくみの状態(ステージ1、2、前期後期、3、前期後期、4)を知ろう。
ステージによる状態を知る。そして悪化するとどうなるかを知る。
2)なぜむくむのか? 身体の中での水の流れ、を 理解する。
3)ケアの基本・・・身体の部分に水溜まりを作らない。
4)日常のケアと医療的ケアの実際(自己管理と他者管理のバランス)
5)大切なこと、今より悪くしない・・・より積極的な取り組み、運動であり、食であり、清潔を保つであり、自分の身体と上手につきあう人生設計と行動である。
2月8日 13:30~16:00 研修室小
「よりわたしらしく」を叶えるホスピス緩和ケアの新たな選択肢
ホームホスピスみよしの家・キャンナス豊橋説明会
河合 利恵:キャンナス豊橋代表・看護師
2015年全国訪問ボランティアナースの会・キャンナス豊橋を発会。看護、介護のあらゆる「困った!」に対応します。医療や介護保険で対応できない自費介護サービスで、一時帰宅から住み慣れた我が家での療養をお手伝いしています。
久野雅子:看護師、介護支援専門員、社会福祉士
2015年一般社団法人みよしの家を設立しホームホスピスみよしの家の運営を始めるみよしの家は在宅生活が困難な人は誰でも入居でき、最期までその人らしく生きることがモットーです。自宅でも施設でもないもう一つの家での暮らしについてお伝えいたします。
体験してみて:身体を安全に温めるカイロ「海のカイロHokoHoko」
堀田恵理子 鍼灸師・美容師
カイロを使う際に気をつけないといけないことは、低温やけど、です。 海のカイロHokoHokoは、赤ちゃん、ご年配の方、重病の方でも、低温やけどの心配をしないでご使用いただけますよう配慮したカイロです。 現在、成田記念病院の緩和ケア病棟でご使用頂き、喜ばれています。 カイロの中身は塩とサンゴです。やさしい温かさをご体験くださればと思います。
実技・体験 呼吸法解除法体験
2月9日 13:00~15:30
水野 敏子 看護師
宮崎県出身。愛知県医師会名古屋高等看護学院卒。看護師。本大会実行委員。療養者の「息苦しさ・痰が出せない」苦痛に対し、看護職による「息吐いて」研究班を募り、2022年度名古屋市療養サービス事業団研究助成事業として報告しました。明日から役に立つ優しい誰もができる「呼吸介助法」を体験しませんか。
展示・講演・似顔絵「故人と遺族の絆を繋ぐ絵画『絆画』展」
2月9日 9:30~11:30 13:00~15:30 研修室大
大村順 キズナワークス代表
2003年から似顔絵師として活動を開始。親友との死別をきっかけに、2017年から自死、病気、事故、死産など、大切な方を亡くされたご遺族のもとに伺い「今あの人が生きていたら」という願いを、1枚の絵で叶える絆画(きずなえ)の活動を開始。その後、NHKやCBCなど多数のメディアで取り上げられる。そして現在も似顔絵やイラストの仕事をしながら絆画作家として全国・全世界のご遺族のもとに伺って絆画を描いている。