概要

一日も早い家庭や社会への復帰をめざして、機能訓練だけでなく、退院後の生活場面で必要な「日常生活動作訓練」も重視して援助いたします。

食事・トイレ・歩行・着替え・入浴など病棟での生活のすべてをリハビリテーションとして医師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師・栄養士・ソーシャルワーカーなど、全職員がチームとなって生活のあらゆる場面で自立をめざして援助いたします。

また退院後の生活環境や、お一人お一人の身体の状況に合わせたリハビリテーションを実施し安心して家庭での生活に復帰していただけるよう、ご家族へのアドバイス、介護指導、家屋の環境整備などもご提案いたします。

リハビリテーション・チーム

リハビリ室

理学療法

●理学療法

立つ・歩く等の基本動作・移動動作の確立を目指し、実用歩行訓練、運動療法、物理療法などを組み合わせて行います。

作業療法

●作業療法

日常生活活動訓練や作業活動を通じて、トイレ・入浴・食事などの実用的な日常生活活動、日常生活関連活動等の確立を目指します。

言語聴覚療法

●言語聴覚療法

話す・聞く・読むなどの言語聴覚機能に障害のある方に対し、言語聴覚士により、コミュニケーションが取れるよう訓練します。また嚥下障害に対しても、おいしく食事がいただけるように訓練します。

このような訓練のみならず、実際の社会生活・自宅での生活に対応するため、御自宅へ職員が同行し、入院後訪問・退院前訪問指導等も行なっています。

リハケア効果(FIM)

FIMとは
Fanctional Independence Measureの略で、日本語では「機能的自立度評価法」と訳されます。
日常の生活動作の自立度を示す指標で、世界的に広く用いられるスケールです。
18の活動項目に対して、それぞれ以下の7段階で点数化し、その合計点を表しています。
最低が18点、最高が126点で点が高いほど日常自立した生活が送れていることを示しています。

点数
7点:完全自立(時間、安全性を含めて)
6点:修正自立(補助具を使用して自立)
5点:監視(指示・促し・準備が必要)
4点:最小介助(25%以下の介助が必要)
3点:中等度介助(25%~50%の介助が必要)
2点:最大介助(50%~75%の介助が必要)
1点:全介助(75%以上の介助が必要)

18の活動項目
・食事・整容・清拭・更衣(上半身)・更衣(下半身)
・トイレ動作・排便コントロール・排尿コントロール
・ベッド、車椅子、椅子移乗・トイレ移乗・浴槽、シャワー移乗
・歩行、車椅子移動・階段・表出
・理解・社会的交流・問題解決・記憶

FIM利得・FIM効率
1)FIM利得:退院時FIM-入院時
→点が高いほどリハビリやケアの効果が高い
(点が高いほど患者自身でできることが多くなり、介助してもらう量が少なくなった)

2)FIM効率:FIM利得/入院日数(リハケア効果を入院1日当たりであらわしたもの)
→点が高いほどリハビリやケアの効率が高い
(点が高いほど短い期間でリハビリやケアの高い効果が表れた)

1)脳血管疾患

  入院時FIM FIM利得 FIM効率
2006 76.1 18.1 0.20
2007 79.2 19.1 0.21
2008 73.3 21.1 0.24
2009 71.9 24.3 0.28
2010 71.0 23.8 0.28
2011 70.5 23.2 0.30
2012 71.1 22.4 0.28
2013 75.3 20.4 0.26
2014 69.6 21.0 0.28
2015 75.1 20.3 0.29
2016 76.7 24.0 0.35
2017 71.2 24.0 0.33
2018 69.1 24.8 0.41

グラフ
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2)整形外科疾患

  入院時FIM FIM利得 FIM効率
2006 91.7 11.9 0.17
2007 98.1 12.5 0.21
2008 93.0 14.2 0.30
2009 93.2 14.1 0.29
2010 86.0 13.8 0.28
2011 83.2 16.1 0.33
2012 82.5 15.8 0.34
2013 83.2 14.8 0.33
2014 80.8 14.3 0.31
2015 84.3 15.0 0.33
2016 79.5 17.5 0.39
2017 81.1 16.8 0.38
2018 78.7 22.6 0.52

グラフ
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