Q&A

一般撮影(レントゲン検査)

Q:子供の検査で介助のために一緒に検査室に入室しましたが、問題ありませんか?

A:X線撮影装置(レントゲン装置)は検査を受ける患者様に対して、必要な部位のみにX線を照射するように作られています。したがって、介助者が受ける量は直接あたる放射線に比べるとほんのわずかな量になるため、介助の方の放射線による影響はありません。また、防護のプロテクターを着用して頂きますので、心配はありません。

 

Q:着替えはなぜ必要ですか?

A:X線は人体を透過した量を白黒の画像として表します。
 金属やボタンなど硬いもの、また厚手の服や襟があると透過せず画像に写ってしまい診断の妨げになってしまいます。
 画像に支障がなければ着替えなくてもよいです。例えば、胸やお腹の場合、眼鏡や時計は外さなくて大丈夫です。

Q:息を止めるのはなぜですか?

A:息を止めていただくことで、臓器の動きのブレを防いだり、体動を抑えることが出来ます。
 胸の撮影は、肺に空気を多く入れ広く見えるように、息を吸って止めてもらいます。
 お腹の撮影は、お腹の臓器を広く見えるように息を吐いて止めてもらいます。

 

Q:何回も撮影するのはなぜですか?

A:骨折・骨病変・脱臼などの異常の有無や異常があった場合、その形状を調べるために様々な方向から撮影します。
 その際、身体の向きや姿勢を変えていただくことがあります。  

   

一般撮影(レントゲン検査)

Q:子供の検査で介助のために一緒に検査室に入室しましたが、問題ありませんか?

A:X線撮影装置(レントゲン装置)は検査を受ける患者様に対して、必要な部位のみにX線を照射するように作られています。したがって、介助者が受ける量は直接あたる放射線に比べるとほんのわずかな量になるため、介助の方の放射線による影響はありません。また、防護のプロテクターを着用して頂きますので、心配はありません。

 

Q:着替えはなぜ必要ですか?

A:X線は人体を透過した量を白黒の画像として表します。
金属やボタンなど硬いもの、また厚手の服や襟があると透過せず画像に写ってしまい診断の妨げになってしまいます。
画像に支障がなければ着替えなくてもよいです。例えば、胸やお腹の場合、眼鏡や時計は外さなくて大丈夫です。

 

Q:息を止めるのはなぜですか?

A:息を止めていただくことで、臓器の動きのブレを防いだり、体動を抑えることが出来ます。
胸の撮影は、肺に空気を多く入れ広く見えるように、息を吸って止めてもらいます。
お腹の撮影は、お腹の臓器を広く見えるように息を吐いて止めてもらいます。

 

Q:何回も撮影するのはなぜですか?

A:骨折・骨病変・脱臼などの異常の有無や異常があった場合、その形状を調べるために様々な方向から撮影します。
その際、身体の向きや姿勢を変えていただくことがあります。  

骨密度検査

Q:この検査で何が分かりますか?

A:骨の頑丈さや脆さがわかり、骨粗鬆症の指標となります。

 

Q:腰椎と大腿骨を調べるのはなぜですか?

A:腰椎は骨代謝が盛んで骨の変化が表れやすいため、他の骨と比べて変化を捉えやすいです。大腿骨は特に高齢の方では転倒などで大腿骨を骨折するリスクが非常に高いため骨折の危険性を調べます。

CT検査

Q:CT検査を受けた後に妊娠が分かったが、子供(胎児)に影響はありませんか?

A:放射線によって胎児に影響が出るとされる線量(しきい線量)は100mGyといわれています。
CT検査を受けてもしきい線量を超えることはありません。100mGyというのは、子供が自然に形態異常を持って生まれる発生率(3%)をわずかに上回ることが疫学的に確認できた値であり、100mGyを超えると100%形態異常になるわけではありません。ただ、お腹の検査はなるべく控えていただくとよいでしょう。他の部位の時はプロテクターを使用して検査を行いますので担当者にお伝えください。

Q:年に1回CT検査を受けていますが、身体に影響はありませんか?

A:年に1回のCT検査では身体に影響があるような線量には届きません。
それよりも定期的に検査を受けられて、病気を早期に発見(または経過観察)されることの方がはるかに有益です。

MRI検査

Q:骨折した時のプレート・ボルトが入っているのですが大丈夫ですか?

A:基本的には大丈夫です(材質の確認が必要になります)。身体に埋め込まれた人工的なものの大多数はMRIに対応した安全性のある物ばかりです。骨折の固定に使用されるプレートやボルト等の骨にしっかり固定された物は動く危険性もほとんどなく安全に検査を受けられますが、金属の入っている部位は画像がひずんでしまい診断不能になる場合があります。さし歯、ステント、ペッツ、人工骨頭、人工関節、人工血管なども同じです。

 

Q:コンタクトレンズは大丈夫ですか?

A:カラーコンタクトは身体に影響を及ぼす可能性があり、検査前に外してもらいます。
処方されている物であっても同様です。その他の視力矯正用コンタクトは問題ありません。

 

Q:MRI検査時にマスクを外すよう言われたのですが、なぜですか?

A:流通しているマスクの中には、鼻部分に針金が入っているなど目に見えて判別できるものだけでなく、銀や銅などの金属を含む素材でコーティングされているものがあります。着用されているマスクに金属が含まれていた場合、やけどを負う可能性があるため、当院ではマスクを外していただくようご案内しております。

 

Q:MRIの検査を受けて被ばくなどの副作用はないですか?

A:MRIは放射線を用いないので、放射線被ばくはありません。
検査中に大きな音がするため、適切な防音措置をとらないと聴覚に障害が現れることがあります。
当院では耳栓を着用していただくことで、耳を保護した上でMRI検査を行っています。

核医学検査(RI・PET-CT)

Q:被ばくが気になります

A:核医学検査は、注射などによって放射性医薬品を患者の体内に投与して行われる検査です。
そのため、他の放射線検査と異なって、体内の放射性医薬品からの放射線によって被ばくします。これを内部被ばくといいます。
検査によっても異なりますが、核医学検査による被ばく線量は数mSv~10数mSv程度であり、X線撮影やCT検査などの他の放射線検査と同程度とされています。したがって、身体の中に放射性物質を投与するからといって特に心配する必要はありません。

 

Q:検査後に気を付けることはありますか?

A:核医学検査は放射線を出す薬を投与して検査を行っています。
薬の多くは尿から体の外に出ていきますので、医師から止められていない限り、できるだけ水をたくさん飲んでいただくと良いでしょう。
 検査後は普段通りに生活していただいて構いませんが、半日程度(検査によって多少異なります。)は患者様ご自身の体から放射線が放出されていますので、小さなお子様とはなるべく距離を取って抱っこや添い寝は避けるようにしてください。

バリウム検査


Q:検査の終わった後に、水や下剤を飲むのはなぜですか?

A:バリウムは水分を吸収する性質があるため、腸内で滞ると固まってしまい、時間の経過とともに自然排出が難しくなります。そのため、検査当日はもちろん、白っぽい便が出ている間は、普段以上に水分をしっかり摂って下さい。
また、アルコールは排便があるまでは控えてください。
当院では、健診開始前に看護師による問診を行い、希望の下剤量(1日最大4錠まで)を確認しております。お帰りの際、事務カウンターでお渡しします。

 

 

Q:なぜベットの上で体を回転させるのですか?

A:バリウムを胃の壁に塗り付けるために、検査台の上でぐるぐると回っていただきます。
そのため、放射線技師の指示に従っていただき、検査台の上で何度も様々な体勢をとっていただきます。
また、頭が低くなる(逆立ちに近い状態)体勢をしていただくときがあります。気分が悪くなった場合は、担当の放射線技師にお知らせください。

放射線治療(トモセラピー)

Q:放射線治療が原因で新しいがんができることはないですか

A:放射性発がんはありますが、その確率はタバコや不健康な食生活、発がんウイルス感染などと比較するとかなり小さいため、正確な発生率はわかっていません。
放射線治療では、がんの部分に絞って放射線を照射しますので、放射線治療が原因となる発がんのリスクは極めて少ないと考えてよいでしょう。

 

Q:家族が放射線治療を受けているのですが、周りに影響はないですか?

A:放射線治療は外部照射(高エネルギーの放射線を身体の外から照射する治療)と内部照射(放射性物質を身体に埋め込むなどの治療)の2種類に分けられます。当院ではトモセラピーという装置で、外部照射を行っています。その放射線は瞬時に体内を通り抜け患者様の体内に残ることはありませんので、一緒にいていただいても問題ありません。

 

Q:土日、祝日の照射が休みですが、治療の効果は弱くなりませんか?

A:これまでの長い放射線治療の積み重ねから、「週5回の照射でうまく治療できる」ように、1回の照射線量が考慮されています。その全治療期間の中では、数日程度の祝日による休止が入っても治療効果には大きな差がないと考えられています。
また、ゴールデンウィークなどの大型連休で、治療効果に影響が出る可能性がある場合は、祝日の照射を行うことがあります。

[参考文献]
・日本画像医療システム工業会 安全委員会 (参照 2021.03.25)
https://www.jira-net.or.jp/anzenkanri/02_seizouhanbaigo/02-03.html

・米国食品医薬品局 Benefits and Risks (参照 2021.03.25)
https://www.fda.gov/radiation-emitting-products/mri-magnetic-resonance-imaging/benefits-and-risks
・国立研究開発法人 量子科学開発研究機構 「CT検査など医療被ばくに関するQ&A」 (参照2021.03.17)
https://www.qst.go.jp/site/qms/1889.html
・公益社団法人 放射線技術学会「放射線診療のご紹介」 (参照2021.03.17)
https://www.jsrt.or.jp/data/citizen/housya/ct-01/
・公益社団法人 日本アイソトープ協会 ICRP勧告 日本語版シリーズ ICRP publication 53,80,128
https://www.jrias.or.jp/books/cat/sub1-01/101-14.html
・放射線概論 2005年 第6版 飯田博美編 通商産業研究所
・患者さんと家族のための放射線治療Q&A 2015年版 日本放射線腫瘍学会編 金原出版株式会社

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