主な医療機器

これらの医療機器を本当に活かすのは、人と人との間に通う愛・まごころです。刻一刻と進歩する医療技術を追い続けながら最も根本的な人の温かさを大切にしたい ……これが私たちの理想なのです。

高周波ハイパーサーミア装置 サーモトロンーRF8


【温熱療法(ハイパーサーミア)とは】
「がん組織が熱に弱い」という特性を利用し、病巣を的確に加温する治療法で副作用は殆どありません。
温熱療法は高周波電磁波を用いてがん病巣を42℃以上を目標に加温し治療を行います。他の治療(放射線治療・薬物療法・手術など)との併用で相乗効果があり、治療効果の増強が期待できます。
◆◆詳細はこちら◆◆

放射線治療(トモセラピー)

【トモセラピーとは】
正常細胞を避け、がん細胞に放射線を集中させる照射技術である強度変調放射線治療(IMRT)と、がんの位置を確認してから治療を行う画像誘導放射線治療(IGRT)が可能な最新の放射線治療装置です。CTの技術を応用しあらゆる方向より放射線照射が可能であるため、複雑な構造のがんや、複数存在するがんなど様々な病巣への治療も適応となります。
【患者様にやさしい放射線治療】
通常の放射線治療装置と比較し、正常細胞への放射線の副作用が軽減でき、がんのみを集中的に照射することが可能であるため、患者様の負担を軽減することができるやさしい放射線治療といえます。

PET-CT

PETとはPositron Emission Tomography(陽電子放射断層撮影法)の略語で、放射線を出す薬剤を体内に投与して、薬剤が臓器に集まる様子を撮影する高精度の画像診断装置です。
【早期発見】
従来のCTやMRIなどでは小さく見つけにくいがんでも発見することが可能です。
【全身検査が可能】
PET-CT検査は1回20分程ベッドに横になるだけで全身の検査ができます。
【転移や再発の発見に有効】
全身検査のため、離れた部位への転移や再発の鑑別が可能です。
【高精度のPET-CT】
先端技術を駆使し、高画質な診断画像を得ることができます。

CT

CTとはComputed Tomography:コンピュータ断層撮影法の略であり、CT検査はX線を使って身体の断面を撮影する検査です。X線を360度の方向から身体に照射し、その情報をコンピュータで解析することにより画像が得られます。
当院には最新の64列CTが2台導入されました。新しい機能としては人工知能AI技術を活用し、患者様ごとに最適な検査を実施するための位置決めを自動計画する機能が付いています。従来のCT検査に比べ検査時間の短縮、被ばく線量の低減が可能になり患者様への負担も軽減されたことにより安心して検査を受けていただけます。

心臓血管撮影

【直接変換方式に支えられた圧倒的にクリアな画像】
最適な視認性に優れた画像を提供する直接変換方式FPDと最新鋭の画像処理機構を搭載することで実現しました。
【ワークフローの効率化を目指したシステム設計】
あくまでも治療にターゲットを絞り開発されたこの機械は画質、操作環境の両面から先進の心臓血管形成術を協力に支援する、患者様のために熟慮された低線量血管造影システムです。

MRI

【MRI 1.5T装置】

【MRI 3.0T装置】

MRIは強力な磁石により、体内の組織を画像化する検査です。放射線を用いていないため、被ばくすることはありません。体を動かすことなく、様々な角度の断面を撮影することが出来るため、ベッドに寝ているだけで検査を行うことが出来ます。
組織のコントラストに優れているため、病気の発見に役立ちます。また、造影剤を使用せずに血管を描出することが可能です。
ただし、磁石を使用するため、体内に金属やペースメーカがあると検査が出来ない場合があります。

当院では、1.5T装置1台で検査を行ってきましたが、平成30年3月より、あらたに3.0T装置を導入しました(T(テスラ)とは、磁石の強さを表す単位で、数字が大きいほど強くなります)。2台体制となり、今までよりも緊急対応が容易になりました。
【MRI 3.0T装置】
GE社製SIGNATMArchitect 3.0Tが導入されました。従来よりも強力な磁石を利用し、全身の微細な病変を高画質で撮影可能です。
また、室内もLED照明で明るく、トンネル内が従来装置より広いため、狭いところが苦手な方にもリラックスして検査を受けていただけます。

一般受光部システム

新方式間接変換フラットパネルディテクタと新型コンソールにより、安定した高画質な画像を提供し効率的ワークフローを実現したデジタル装置です。
【新方式間接変換フラットパネルディテクタ】
150μmの高密度読取で高画質な画像で約9秒間隔での連続撮影が可能になりました。
【新コンソールの採用】
FCR(富士コンピューテッドラジオグラフィ)で実績のあるパラメータを使用可能で画像処理を統一化し、カセッテ撮影との連携を可能にしました。

X線TV

検査環境をより快適で安心できる、ゆとりある広いワーキングスペースと充実した機能で、大きく鮮明な画像と多目的に対応できる機能と備えた新たなFPD透視システムです。透視画像を撮影像と同等の解像度で表示し高性能な画像補間アルゴリズムを採用しているため、鮮明に見たい部分を拡大表示することが可能になりました。広いダイナミックレンジを確保すると共にデータ読出しノイズを徹底的の抑制することで、高画質と低被ばくを両立し、消化管検査から一般撮影領域まで広い診断領域に対応します。

骨密度測定

X線を直接デジタルデータに変換可能な検出器を使用しています。最新鋭のDXA法を用いた骨密度測定装置を設置し、骨粗しょう症の診断及び治療を行なっております。
この骨密度測定装置は、骨折が発生しやすい腰椎部、大腿骨部の骨密度を直接測定可能な装置です。検査は、約5?10分以内で行なえます。高精度を保ちながら、高速撮影、被ばく量の低減を実現しています。

マンモグラフィー

乳房専用のX線(レントゲン)撮影装置です。微細な石灰化やしこりなどの乳がんの早期発見に欠かすことのできない画像診断の1つです。
当院に導入されたAMULET Innovality -FUJIFILMは従来のマンモグラフィ撮影に加え、トモシンセシス機能を搭載しており撮影が可能です。
(トモシンセシス撮影は、医師が必要と判断した方・健診オプションにて撮影致します)
トモシンセシス機能とは、3次元的な断層像を作成できる技術でX線管球を移動しながら連続的に低線量でX線を照射し、乳腺構造の重なりにより発見が難しかった病変の観察が容易となる撮影法です。
当院はマンモグラフィ検診施設画像認定を取得しており、撮影技師はマンモグラフィの専門知識と技術に関する資格を持った女性技師を中心に撮影を行います。質の高い検査を安心して受けて頂ける環境も整っています。
◆◆詳細はこちら◆◆

核医学検査

微量の放射線同位元素(RI:ラジオアイソトープ)で目印をつけた特別な薬剤を使って病気を調べます。脳・骨・心臓・甲状腺・腎臓などの各種臓器の働きを特殊な専用のカメラで詳しく映し出します。がんなどの腫瘍の早期発見に役立つほか、心筋梗塞や骨の病気、認知症など、 さまざまな病気の経過観察も可能な装置です。

外科用イメージ装置(移動型透視撮影装置)


外科用イメージ装置とは、手術室で使用される移動型の透視装置のことで、様々な角度からリアルタイムで体内を観察することが出来ます。この装置は、手術中に体内の結石や挿入する金属などの位置把握等を目的に使用されています。また、造影剤を使用することで血管造影も行うことが出来ます。
当院では2機種を有し、従来の装置と比べて、より少ないX線量で高画質の画像を表示でき、患者様のさらなる被ばく低減が可能となります。また、操作性にも優れ、速やかな画像表示が出来るため、手術時間の短縮に貢献しています。

その他機器

長時間心電図記録解析装置、運動負荷心電図(トレッドミル)、誘発電位測定装置、肺機能装置、脳波、超音波内視鏡、3D超音波、各種ファイバースコープ、ヤグレーザー、高気圧酸素治療、その他