Ⅱ カテゴリーごとの評価
1.教育理念・目的・育成人材像 | 本校の学生は、将来、看護師として社会貢献しようと明確な目的意識をもって入学してきており、強い関心をもって与えられた課題を遂行しようと努力することができる。成田記念病院を中心とした母体関連施設より、現役の臨床医や看護師による講義が充実している。また、臨地実習においても地域、病院にとどまらず幅広い職種と連携して学習ができるように構成している。 |
2.学校運営 | 成田記念病院を中心とした社会医療法人明陽会のグループ全体で教育活動への組織的な対応がとられている。教育支援の面においても財政支援においても健全な学校経営が行われている。 |
3.教育活動 | 教育理念、目標については、教員が講義や各種オリエンテーション内で繰り返し触れ、学生自身が教育理念を意識して学習できるようにしている。月1回の定例のカリキュラム会議では指導方法を常に見直し、そこからより効果的な教育活動を考察・実践し、優秀な看護実践者の育成に努めている。 |
4.学修成果 | 成田記念病院やその関連施設、国立病院機構天竜病院など臨地実習施設への就職率は100%である。また看護師国家試験合格率は3年連続100%を達成するなど、常に全国平均を上回っている。 |
5.学生支援 | 卒業後の生活をイメージできるように母体病院で行われる様々な活動(防災訓練、夏祭りなど)に積極的に参加している。また、新任看護師のストレス耐性を高めるため、悩み事相談を校内で実施している。 |
6.教育環境 | 関係法規に定められた施設・設備・教材の整備の充実を図り、教育環境を整備している。また学生一人ひとりが、自らの防災意識の高揚を図ると同時に、災害医療への意識づけができるよう、教職員が学生一人ひとりの災害への備えに対して防災意識が高まるように、オリエンテーションや、防災訓練を実施している。 |
7.学生の募集と受け入れ | オープンキャンパス、ホームページ、学校ガイダンス等を通して学校の魅力を積極的に情報発信することで、入学者が41名となり、入学定員充足率100%を達成した。 |
8.財務 | 社会医療法人明陽会の一部門として位置付けられ、地域社会に貢献する看護実践者の育成に取り組んでいる。学校運営で必要となる財政支出については全面的バックアップがなされている。 |
9. 法令等の遵守 | 社会医療法人明陽会の中の教育事業部として事業計画に則り組織体制を整えている。授業アンケートをもとに教育改善に努めている。毎年、実施する自己点検・自己評価をホームページ内に公開し、地域住民から理解を得るようにしている。 |
10.社会貢献・地域貢献 | 愛知県看護教育センターのカムバック研修(一度離職した看護師の復帰を促進するための研修)や、愛知県診療放射線技師会の研修会場として校内の諸施設を開放している。また、新カリキュラムから教科外活動に地域活動を導入した。看護学生として地域の実情を理解するための積極的な活動に参加することができており、地域社会が抱える課題に対して意識づけができている。 |