このたび当院では、日本医学放射線学会、日本放射線科専門医会・医会、日本放射線技術学会、日本診療放射線技師会の4団体による共同声明「股関節撮影時の生殖腺遮蔽の見直し」を受け、小児の股関節レントゲン検査において、生殖腺シールド(遮蔽)の使用を廃止することといたしました。
この決定は、最新の科学的根拠および国際的な医療の動向に基づくものであり、より安全かつ正確な検査を行うための対応です。
従来のシールド使用は画像の精度に影響を及ぼす場合があり、かえって正確な診断を妨げる可能性があることが分かってきました。また、現代のレントゲン機器では放射線量が大幅に低減されており、シールドなしでも十分に安全であるとされています。
当院では、引き続き放射線の被ばくを最小限に抑えるよう配慮し、安心して検査を受けていただける体制を整えてまいります。
ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。