成田記念陽子線センター
対象となるがんの治療には、3種類の方法があります。 健康保険による治療、先進医療による治療、自由診療による治療です。 これらはがんの種類と状態により以下のように定められています。
健康保険による治療
①小児腫瘍(限局性の固形悪性腫瘍に限る)
②限局性の骨軟部腫瘍※
③頭頸部悪性腫瘍(口腔・咽喉頭の扁平上皮癌を除く)
④早期肺癌※(Ⅰ期からⅡA期までの肺癌に限る)
⑤肝細胞癌※(長径4センチメートル以上のものに限る)
⑥肝内胆管癌※
⑦局所進行性膵癌※
⑧局所大腸癌※(手術後に再発したものに限る)
⑨前立腺癌(転移を有するものを除く)
※手術による根治的な治療法が困難であるものに限る。
先進医療による治療
これらの腫瘍が先進医療として治療されるためには、さらに細かい条件が日本放射線腫瘍学会にて決められており、それらの条件を満たしている必要があります。
自由診療による治療
健康保険による治療・先進医療による治療以外のがんであっても、これまでエックス線で治療できたがんについて、陽子線でより良い効果が期待できる場合には陽子線治療を行うことがあります。この場合、自由診療での治療となります。
治療の適応になるかは、それぞれの患者さまの腫瘍の状態にもよりますで、主治医を通して受診していただくか、当院のセカンドオピニオン外来にご相談ください。
転移性リンパ節、転移性肝腫瘍、転移性肺腫瘍