・早期肺がん(所属リンパ節転移のない肺がん)

  早期肺がんにおける陽子線治療の利点は、エックス線の定位照射(ピンポイント照射)と比較した場合、以下の3つであると考えています。

1)3cm以上や5cm以上の比較的大きな腫瘍も、高い確率で根治できる。

2)肺の中心部にある腫瘍も、心臓や大血管、食道等への照射をできるだけ減らし、安全に治療を行うことができる。

3)間質性肺炎や低心肺機能の状態であっても、肺や心臓を避けて照射することで、根治の期待できる放射線の線量を照射することができる。

  3cm以下や末梢の腫瘍、間質性肺炎がない腫瘍についてももちろん治療は可能であり、エックス線の定位照射よりも体への負担が少ない根治治療を行うことができます。

  治療期間は、末梢型は10回で約2週間、中枢型は22回で約5週間です。

・局所進行がん(所属リンパ節転移のある肺がん)

  潜在的にエックス線治療よりも陽子線でより安全に治療ができることがいくつかの報告で示されていますが、陽子線がエックス線よりも明らかによいという証明はまだありません。しかしながら、心臓や肺への影響がエックス線より少なくできる場合などでは、より安全に根治的な治療ができると期待されます。

  治療期間は、35回で約7週間です。

・縦隔腫瘍

  縦隔とは、左右の肺の間に位置する部分のことで、心臓、大血管、気管、食道、胸腺などの臓器があります。縦隔腫瘍とは、これらの縦隔内臓器に発生した腫瘍の総称です。陽子線治療の対象となるものは胸腺腫、胸腺癌、縦隔原発悪性リンパ腫などがあります。

  治療期間は、胸腺腫は27~30回、胸腺癌は30~35回で約6~7週間です。悪性リンパ腫は15~25回で3~5週間です。

 

治療は月曜日~金曜日まで1日1回行います。土曜日、日曜日、祝日はお休みですが、年末年始やゴールデンウィークなどは治療する場合もあります。

 なお、肺がんについて同時に化学療法を行う場合は、紹介元の病院で化学療法を行っていただきながら通院していただくか、もしくは陽子線の前または後で化学療法を行っていただくことをお願いしております。

・早期肺がん

 (所属リンパ節転移のない肺がん)

 早期肺がんにおける陽子線治療の利点は、エックス線の定位照射(ピンポイント照射)と比較した場合、以下の3つであると考えています。

 1) 3cm以上や5cm以上の比較的大きな腫瘍も、高い確率で根治できる。

 2) 肺の中心部にある腫瘍も、心臓や大血管、食道等への照射をできるだけ減らし、安全に治療を行うことができる。

 3) 間質性肺炎や低心肺機能の状態であっても、肺や心臓を避けて照射することで、根治の期待できる放射線の線量を照射することができる。

 3cm以下や末梢の腫瘍、間質性肺炎がない腫瘍についてももちろん治療は可能であり、エックス線の定位照射よりも体への負担が少ない根治治療を行うことができます。

 治療期間は、末梢型は10回で約2週間、中枢型は22回で約5週間です。

・局所進行がん(所属リンパ節転移のある肺がん)

 潜在的にエックス線治療よりも陽子線でより安全に治療ができることがいくつかの報告で示されていますが、陽子線がエックス線よりも明らかによいという証明はまだありません。しかしながら、心臓や肺への影響がエックス線より少なくできる場合などでは、より安全に根治的な治療ができると期待されます。

 治療期間は、35回で約7週間です。

・縦隔腫瘍

 縦隔とは、左右の肺の間に位置する部分のことで、心臓、大血管、気管、食道、胸腺などの臓器があります。縦隔腫瘍とは、これらの縦隔内臓器に発生した腫瘍の総称です。陽子線治療の対象となるものは胸腺腫、胸腺癌、縦隔原発悪性リンパ腫などがあります。

 治療期間は、胸腺腫は27~30回、胸腺癌は30~35回で約6~7週間です。悪性リンパ腫は15~25回で3~5週間です。

治療は月曜日~金曜日まで1日1回行います。土曜日、日曜日、祝日はお休みですが、年末年始やゴールデンウィークなどは治療する場合もあります。

 なお、肺がんについて同時に化学療法を行う場合は、紹介元の病院で化学療法を行っていただきながら通院していただくか、もしくは陽子線の前または後で化学療法を行っていただくことをお願いしております。

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