医療安全管理室

当院では、2006年(平成18年)から医療安全管理室を開設し、専従の医療安全管理者による医療安全の取り組みを行っています。
安心、安全、信頼の医療を目指して、医師、看護師、薬剤師、臨床工学技士、診療放射線技師、医療事務、MSWなどで構成された医療安全室会議で安全対策を検討し、委員会に報告、職員に周知しております。

主な活動内容として

  1. ヒヤッとした事柄を全職員に報告してもらい、検討が必要な事例を医療安全会議で検討し改善をすることで安全に努めます。
  2. 全職員に対して年2回の研修会実施や定期的に該当部署への院内研修会を行い、安全対策の啓蒙をしています。
  3. 医療安全マニュアルの順守状況や、5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の確認のため、月1回院内パトロールを医療安全チームで実施しています。
  4. 院内の広報活動として、毎年スローガンを提示し、各部署と連携して目標、具体策をたて安全活動を行っています。
  5. 看護部業務委員会と連携し、各部署の安全担当看護師と定期的に会議を行い、部門間の情報共有と再発防止に取り組んでいます。
  6. 医療安全地域連携として、他病院と連携し、相互評価をおこなうことで安全の標準化に努めています。

職員研修会の様子

ある日の院内パトルール

当院をご利用される患者さま・ご家族の皆さまへのお願い

私たちは、患者さまに安全な医療を提供するべく努力してまいります。そのためには患者さま、ご家族の皆様の協力が必要となります。
以下のことにご理解いただき、安全な医療にご協力ください。

◆お名前の確認について

各種書類、お薬、検査、手術などを実施する際には、患者誤認防止のために、その都度お名前と生年月日をご自身で言っていただくようにお願いしております。
また、入院されましたら患者さまのお名前が書いてあるリストバンドを手首に巻いていただき、お名前と生年月日を確認させていただきます。

◆待ち時間について

外来受診ではご予約の有無にかかわらず、急患があった場合など、お待ちいただくことがあります。また、薬剤交付や会計などもお時間がかかることがあります。

◆お薬、アレルギーなどについて

外来受診時は、処方されているお薬がある場合、すべての「お薬手帳」か「お薬の内容が書かれた用紙(薬剤情報提供書など)」をお持ちください。入院時は、現在内服されているすべてのお薬とお薬手帳をお持ちください。
「お薬手帳」等は、災害時にも重要ですので、常に携帯されることをお勧めします。
また、受診時や入院時には、ご自身のアレルギー情報(お薬・食物・金属類・ゴム類・その他)を職員に必ずお伝えください。
体内挿入物がある患者さまで、ペースメーカー手帳、DBS(深部脳刺激療法)手帳やポート(体内植え込み型カテーテル)のカードなどをお持ちの方は必ずご持参ください。

◆医療行為について

注射、採血、検査などの医療行為は、どんな小さな処置でも、まれに感染、神経障害、有害反応などの合併症が起りうることをご理解ください。

◆暴言・暴力、迷惑行為について

当院では患者さまの安全を守り、診療が円滑に行われるために、病院職員や他の患者さまに対して、下記のような行為を認めた場合には、外来・入院問わず以後の診察をお断りする場合や、必要に応じて所轄警察に届ける場合があります。

①暴力・セクシャルハラスメント 
②大声による暴言・脅迫的な言動 
③許可なく院内で写真・ビデオなどを撮影した場合 
④解決しがたい繰り返しの要求 
⑤設備等の故意による破損
⑥危険な物品の院内への持ち込み

◆病院内での撮影・録音について

他の患者さまや職員のプライバシーおよび病院内における個人情報保護のため、無断での写真撮影、動画撮影、録音はご遠慮ください。
なお、病院管理上録音装置や防犯カメラを設置しております。その記録は、病院の管理上使用するものであり、外部に公表することを目的としたものではありません。ただし、裁判所・警察署等から協力依頼があった場合は、記録したものを提供することがあります。
安全な医療および療養環境の提供のため、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

◆危険物の持ち込みについて

ナイフ、ハサミ、ライター等危険物などの持ち込みは、ご遠慮願います。
特に、入院時にはこれらの持ち込みについて確認させていただきます。

◆災害時について

大規模災害の発生時は、診療を一時中止し、災害対応となりますことをご了承ください。
診察、手術、検査、薬の処方等制限することもあります。