第116回 感染予防 -医師の立場から、看護婦の立場から-

2012年01月26日

感染予防 -医師の立場から、看護婦の立場から-
成田記念病院 泌尿器科部長 平林 聡 /婦長室主任 三浦 由江 第116回 H12.7.28

 院内感染対策委員会は医師、看護婦、薬剤師、検査技師など院内すべての部署から集まって組織されており、委員会のメンバーは17・18人で構成されています。
 世界中で十大感染症のうち、下痢で亡くなる人は年間三百万人です。わが国では結核が再び増加しています。
 最近結核は増えている特徴は集団感染です。それも院内感染といって病院に入院したために結核に感染したというケースが目立っています。
 幸いなことに現在当病院の入院患者さんが院内感染にかかったということは起きていません。だからといって院内感染がこの先起きないかと言えばそうは言い切れません。ここに院内感染の難しさがあります。
 当病院では、院内感染対策委員会で結核を始めとする院内感染を防ぐために油断することなく、院内感染者を出さないためにあらゆる予防策に積極的に取り組んでいます。

成田記念病院季刊誌「おだいじに」No.34より